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Hawaiian LomiLomi サロン 華(レフア)邸 lehuahouse.exblog.jp

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Since May 2009.ハワイ島留学時代から現在まで、つれづれに綴っています。


by 華(レフア)邸
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映画『a film about coffee』


赤いコーヒーの実。
映画『a film about coffee』_f0247600_16303663.jpg






タイトルどおり コーヒーについてのドキュメンタリー映画です。
私も含め、コーヒーが好きな方にはたまらない映画。

と、書きましたが、私コーヒー好きなのかしら?
そんなに毎日飲むわけではなくせいぜい多くて週3回。胃が弱いので
毎日は飲めないんです。
が、味と香りは たまらないです。
そして あの自分の家で豆を挽いて ドリップしている時間の幸せなこと。
ああー今から美味しい珈琲が飲めるんだ、と とても幸せな気持ちに
なります。映画の冒頭でも、
「朝起きたくないな、と思っても、あ、コーヒーなら飲みに行ける!」
とコーヒー専門店のオーナーの女性が言っていましたが その通り。

コーヒーって とても 魅惑的な 飲み物です。


この映画、最初にアフリカのルワンダのコーヒー農園が出てきます。
暑いところの濃い緑が 美しくて美しくて。
そして、赤いコーヒーの実もきらきらと宝石のよう。
ハワイ島時代にコナコーヒーの豆を積む仕事をしたことがありまして
ついでに オールハンドで精製もしたことがあるので、とても
懐かしかったです。
そう。
コーヒーって 本当に手間暇がかかって 飲む人の元に届く飲み物
なんですよね。

アフリカや南米の生産されてる方達の作業や 顔を見ながら、
あんなに手間暇かけて作られているコーヒー、ああ大事に飲みたいな
と思わせてくれる映画です。


この映画に出てくるコーヒーは、「スペシャリティコーヒー」と
言いまして、生産地や栽培方法にこだわった美味しいコーヒー豆です。
だから、いわゆる 缶コーヒーの豆とは違うので、単価が高い。
でも、そういうお値段のする豆でも こだわりの持つ消費者が増えて
いて 生産者が販売会社に直で卸して、双方にとてもいい関係を
作っているようです。

販売会社は、よりクオリティの高い豆を生産者と共同して作っていく
ことができるし、生産者も 前よりもっと高い値段で コーヒー豆を
売れるから、労働に見合った対価が受け取れる。

映画の中でも、お水でコーヒー豆を洗うことが精製でとても大切という話が出てきます。
アフリカのルワンダのこの農園では、水源が2キロ先で困っていた。
なので、アメリカの会社が 出資して水道を引くことになったりした
そうで。
そういうのって、とてもいいなあと共感しました。


それから バリスタが 農園に行きまして エスプレッソを入れるんです。
生産者のほとんどは、エスプレッソでコーヒーを飲んだことがない
そうで、みんな 自分たちが丹精込めて作ったコーヒーが こうなって
消費者に飲まれているんだ、と感慨深げでした。


その他、バリスタの大会の様子や、テイスティングの様子なども
あります。
また サイフォン式コーヒーのお店や、東京の数店のコーヒー店
私の大好きな「大坊珈琲店」も出てきます。
大坊さんの 美しい ドリップさばきに最後うっとり。


たかがコーヒー、されどコーヒー。


2012年のバリスタチャンピオンの女性も
「どこでお金を消費するかは自分たちで選べる。価値あるものに
お金を払いたい」
というようなことを言っていましたが、まさにその通り。

日本では、以前からあるいわゆる喫茶店。おもてなしの心ですが
今「サードウェーブコーヒー」として ブームです。

缶コーヒーではない、こだわりの豆を丁寧にドリップしてくれる
お店でぜひ飲みたいものですね。


ああ、それにしても 最後の大坊さんの映像、よかったです。
ひたすら真摯に寡黙に 珈琲に向き合う姿、心が揺り動かされます。

あんな風にプロでいること、憧れます。



という、「a film about coffee」

私は、23分で DVDを止めて、コーヒーを淹れてから続きを見ました。
これを見て コーヒーを飲みたくならない方がおかしいです(笑)

ぜひ コーヒーを片手にご覧ください。


















by lehuahousehawaii | 2017-02-19 16:28 | 映画・本・ドラマ